広島県のだいたい真ん中、標高約350mにある世羅台地。
ここは、美味しいお米をつくる環境が揃っています。
朝晩の気温差、キレイで豊富な水・・・自然豊かな世羅町で、農家 檜山は、体が喜ぶおいしい!コシヒカリ をつくっています。
お米は、八十八もの手間がかかるために「米」という文字ができたと言われています。
それほど手間と時間がかかり、そのひとつひとつの作業によって、それぞれのお米に個性が出ると考えています。
農家檜山では、その作業にこだわり、使用する肥料などの資材にもこだわり、お米作りを行なっています。
その中でも特にこだわりを持っている3つの特徴をご紹介します。
化学肥料を使わず、堆肥などの有機資材を使用しています。
化学肥料は、手軽で、簡単に作物に栄養を与えることができますが、十分すぎる栄養を与えられた作物は、本来持っている生命力も弱ってしまいます。虫食いがおきやすく、病気にもかかりやすくなってしまいます。そうなると、今度は防虫剤や農薬の使用を検討せざるを得なくなります。
農家檜山では、
化学肥料を使わない
↓
害虫がつきにくい
↓
餌になる害虫がいないから益虫がいない
自然の力を生かした好循環が生まれることにより、化学肥料、農薬に頼らない栽培を行なっています。
さらに、抑草のために、米ぬかペレットを使用しています。
農薬も使わず、化学肥料も使わない、この環境でお米を作るのは簡単なことではありません。虫が来ないわけではないですし、草だって生えます。
そこで、手押しの機械を使って草を取り、稲が大きくなってからは機械が使えないので、手で草を取り除きます。こういった、作業の手間を惜しまず米作りを行うことで、農家檜山のお米は特別栽培米の認定を受けています。
農家檜山のお米の特徴は、お米の粒が大きいことです。といっても、粒を大きくするために何か特別なことをしているわけではありません。安心して食べられる、美味しいお米を作る努力を重ねるうちに、お米の粒が大きくなりました。
粒が大きいお米は、美味しくないと言われることもあるようですが、農家檜山のお米は、味のバランスも良いもっちりしたお米です。
収穫したお米は食味検査を行い、味を数値で確認しています。
さらに、このお米で作った、農家檜山のポン菓子は食べ応えのある、ふっくらした、お米の味を味わえるポン菓子に仕上がります。
参考資料
農家檜山の米_食味検査2016年分
農家檜山の米_食味検査2017年分
農薬に頼らず、自然の力を生かして育てたお米は、虫さんがかじって黒くなったお米もあります。そのまま食べても全く問題はありませんが、白いお米の中に黒っぽいお米はやはり目立ちます。
それらのお米を取り除くため、収穫したお米の乾燥時、また、白米に精米する際にも色彩選別を行い、可能な限り黒いお米を取り除いています。
このひと手間をかけることで、粒も揃った、見た目にも美味しいお米をお届けしています。
ネットショップからお米をご購入いただいた場合は、ご注文後に精米し、お届けいたします。
農家檜山、こだわりのお米作りの1年間をご紹介します。季節に合わせ、土地に合わせ、自然の力を最大限に生かしたお米作りです。
緑肥(りょくひ)と抑草のために植えた菜の花が花を咲かせます。
いよいよ、シーズンの始まりです。
まずは、田おこし(田んぼを耕す)をしていきます。この時、土に栄養を与えるため化学肥料ではなく、米ぬかをペレット状にしたものを撒いています。
※米ぬかとは、お米を精米した時に出る粉状のもので、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。
米ぬかペレットをしっかり混ぜ込んで、空気を含ませ、ほっかほかの土にします。
菜の花のおかげで、栄養たっぷり元気にほかほかになった田んぼに、水を引きます。
水を引いてから、さらに代かき(水を引いた田んぼを耕すこと)をし、稲を植えるられる状態にしていきます。
あまり知られていないと思いますが、お米の種は種もみと言って、籾殻(もみがら)のついたお米ですよ。
苗を植えられる土になったら、いよいよ田植えです。
15cmほど育った苗を、田んぼに植えていきます。
田植えが終わった田んぼでは、とにかく手間がかかります。
毎日、田んぼに入る水の量の調整、草取り、稲に虫が来ていないか、病気になっていないか・・・細かい作業と確認が必要です。
少しずつ育っていく稲のために、米ぬかペレットを撒き、栄養をプラスします。
腰あたりまで育った稲。
ここまで育つと、機械で草を取ることができなくなります。
田んぼに入って、一つ一つ、草を取り除きます。
ひと手間、ひと手間、大切に。
8月
穂がしっかり実り、こうべを垂れてきました。
朝晩の気温差が大きくなり、どんどん実っていきます。
このころになると、田んぼの水も減らし、土の中の栄養がしっかり実に届くようにしていきます。
穂先が重くなって、強風で倒れやすくなります。台風の行方も気になる時期です。
田んぼの水を完全に抜き、稲刈りができるように準備を進め、
たわわに実った稲を、収穫します。
その後、籾(もみ)を乾燥の機械にかけ、籾殻(もみがら)をとって・・・
丁寧に、手間暇かけて育てた稲から、ようやく玄米になります。